
お客様のおかげで再び歩み始めた道 〜 SCABAL納品完了とこれからの想い 〜
【お客様への深い感謝とともに】
こんにちは、神戸洋服の畑竜次です。
この度は、新規事業立ち上げという人生の大切な節目に、私どもに大切な一着をお任せいただき、本当にありがとうございました。2021年10月、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が明けて、ようやく動き出したこの時期に、お客様からご注文をいただけたことは、私にとって何よりも励みになりました。
「日本一SCABALを仕立てる男への道」を再びスタートできたのも、お客様のおかげです。新しい挑戦を始められるお客様と同じように、私自身も新たな気持ちでSCABALと向き合っていきたいと思っています。
本当に、本当にありがとうございました。
【新規事業の門出を彩るSCABALという選択】
今回のお客様は、新規事業の立ち上げという人生の大きな転換点を迎えられていました。「気合いの1着を作りたい」というお言葉をいただいた時、私は身が引き締まる思いでした。
新しい事業を始める時、やはり最初の印象は重要です。お客様との初対面、投資家様とのミーティング、パートナー企業との商談…そのすべての場面で、その方の「本気度」や「信頼性」が無言のうちに伝わります。
SCABALの生地で仕立てたスーツは、単なる「良い服」ではありません。それは着る方の「覚悟」「品格」「成功への意識」を表現する、いわば「人生のパートナー」なのです。
新規事業という挑戦に向かわれるお客様にとって、SCABALのスーツが心強い味方となり、成功の後押しをしてくれることを心から願っています。
【SCABALが選ばれ続ける理由 〜 世界最高峰の生地ブランドとして 〜】
なぜ世界中の成功者たちがSCABALを選ぶのでしょうか。私が20年以上この生地と向き合ってきた経験から、その理由をお話しいたします。
妥協なき品質への追求
SCABALは1938年の創業以来、常に最高品質を追求し続けています。Super100’sからSuper200’sまでの幅広いラインナップを持ちながら、すべての生地において妥協がありません。特に原料となるウールの選定は極めて厳格で、オーストラリアの限られた牧場から、最高級のメリノウールのみを厳選しています。
伝統と革新の融合
ベルギーの伝統的な織物技術を継承しながらも、常に新しい技術を取り入れています。「ダイヤモンド・チップ」や「プラチナ・スーパー」などの特別なコレクションは、まさに伝統と革新が生み出す芸術品です。
限定性という価値
SCABALの多くのコレクションは限定生産です。同じ柄、同じ色の生地が世界中で数メートルしか存在しないものもあります。これは希少性という価値だけでなく、「自分だけの特別な一着」という満足感をもたらします。
世界のVIPからの信頼
英国王室、ハリウッドスター、世界的企業のCEOたち…SCABALは世界中の影響力のある方々に愛用されています。これは単なるブランド力ではなく、実際の品質への絶対的な信頼の証なのです。
【神戸洋服だからこそできるSCABALとの向き合い方】
神戸洋服では、SCABALという最高峰の生地を、どのようにしてお客様にお届けしているのでしょうか。
生地の個性を見極める目
同じSCABALでも、コレクションによって、また色や柄によって、まったく異なる個性を持っています。私たちは長年の経験により、その生地が持つ「潜在能力」を見極め、お客様の体型やご希望に最も適した仕立て方をご提案いたします。
例えば、ドレープ性に優れた生地なら、その美しい落ち感を活かしたシルエットに。ハリとコシの強い生地なら、英国調のかっちりとしたラインに。生地の特性を最大限に引き出すことこそが、真の技術だと考えています。
手縫いによる丁寧な仕立て
機械では表現できない、手縫いならではの「生きた縫い目」により、SCABALの持つ美しさを最大限に引き出します。特に肩周りやラペルの立体感は、手縫いでなければ実現できない美しさです。
一人ひとりに合わせたフィッティング
SCABALのような高級生地は、フィッティングの精度が仕上がりを大きく左右します。神戸洋服では、初回の採寸から最終的な仕上げまで、複数回のフィッティングを丁寧に行い、お客様だけの完璧な一着を追求いたします。
【知っておきたいSCABALの豆知識】
SCABALをより深く理解していただくために、いくつかの興味深い事実をご紹介いたします。
数字に込められた意味
「Super120’s」や「Super200’s」という表記をご存知でしょうか。これは原料ウールの繊度(細さ)を表す指標です。数字が大きいほど、ウールの繊維が細く、より滑らかで光沢のある生地になります。
Super200’sともなると、その繊維の細さは人間の髪の毛よりもはるかに細く、カシミヤに匹敵する柔らかさを持ちながら、ウール特有の耐久性も兼ね備えています。
色名に込められた物語
SCABALの色名は、単なる識別記号ではありません。「ロイヤルネイビー」「オックスフォードグレー」「ケンブリッジブルー」など、それぞれに歴史や文化的背景があります。
例えば「チャーチルグレー」は、英国首相ウィンストン・チャーチルが愛用したグレーをイメージして作られた色です。このように、色一つ一つに物語があることも、SCABALの魅力の一つです。
生産地による個性の違い
SCABALの生地は、主にベルギーとイングランドで織られています。ベルギー製は滑らかでエレガントな仕上がり、イングランド製はより骨格のしっかりとしたクラシカルな風合いが特徴です。
同じデザインでも、織る場所によって表情が変わる…これもSCABALならではの奥深さです。
季節限定コレクションの魅力
SCABALでは春夏、秋冬それぞれに新しいコレクションを発表します。これらの季節限定生地は、その時期にしか手に入らない貴重なものです。
特に日本の気候に合わせて調整された「ジャパンオリジナル」コレクションなどは、日本でしか購入できない特別な生地として、多くのお客様に愛されています。
【これからのSCABALとの歩み 〜 お客様と共に 〜】
新規事業立ち上げという大きな挑戦をされるお客様にSCABALをお納めできたことで、私自身も新たな決意を固めました。
一着一着に込める想い
どんなに技術が進歩しても、最後は人の手による仕立てです。私たちは一着一着に、お客様の成功への願いを込めて仕立てております。今回のお客様の新規事業が成功することを心から祈りながら、最高の技術でお仕立ていたしました。
日本一のSCABAL職人を目指して
「日本一SCABALを仕立てる男」という目標は、単に数を競うものではありません。一人でも多くのお客様に、SCABALの真の価値を理解していただき、その魅力を最大限に引き出したスーツをお届けしたいという想いです。
今回のお客様のように、人生の大切な場面でSCABALを選んでいただけることが、私にとって最大の喜びです。
神戸という街でSCABALを仕立てる意味
神戸は古くから国際貿易の街として栄え、洋装文化が根付いた場所です。そんな神戸で、世界最高峰のSCABALを仕立てることに特別な意味があると感じています。
150年以上の歴史を持つ神戸洋服の技術と、SCABALの最高品質が融合したとき、他では決して味わえない特別な一着が生まれます。
【心からの感謝を込めて】
最後に、今回SCABALをご注文いただいたお客様に、改めて心からの感謝を申し上げます。
新規事業の立ち上げという大変な時期に、神戸洋服を選んでいただいたこと。そして、私の「日本一SCABALを仕立てる男への道」を再スタートさせてくださったこと。本当にありがとうございました。
お納めしたスーツが、お客様の新しい挑戦の力となり、多くの成功をもたらしてくれることを心から願っています。そして、そのスーツを着て活躍されるお客様の姿を拝見することが、私にとって何よりの喜びです。
皆様へのメッセージ
この記事をお読みいただいている皆様も、いつかは人生の大切な場面でSCABALを選んでいただければと思います。それは必ずしも新規事業の立ち上げのような大きな出来事でなくても構いません。
昇進、転職、結婚、還暦のお祝い…人生には多くの節目があります。そんな特別な時に、SCABALというパートナーがいてくれることの心強さを、ぜひ多くの方に感じていただきたいのです。
神戸洋服では、お客様一人ひとりの想いに寄り添い、最高の一着をお仕立ていたします。完全予約制により、あなたのためだけの特別な時間をご用意してお待ちしております。
神戸洋服
〒650-0004 神戸市中央区中山手通4丁目17-8 K&Sビル3階
TEL: 078-271-0070
営業時間: 10:00-20:00(不定休)
公式サイト: https://kobe-tailor.jp/
せっかく、生まれてきたんだから、一生に一度は”神戸”でSCABALを仕立ててみませんか?
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