SCABALについて
グローバルに活躍する紳士を飾る最高品質の服地

英国伝統技術の継承


世界最高峰の極細番手ウール技術 ~Super100's開発の先駆者~
1970年代に世界で初めてSuper100's(18.5マイクロの極細ウール)を開発し、現在ではSuper200'sまでの超極細番手ウールを展開。
オーストラリア産最高級メリノウールを中心に、カシミヤ、シルク、ビクーニャなど希少素材を駆使し、通常のウールでは実現できない柔らかさ、ドレープ性、天然の防シワ性を実現。
英国ハダースフィールドの自社ミルで、伝統的なシャトル織機による力強い打ち込みと職人のペーパープレス仕上げにより、他では味わえない上質な光沢と風合いを生み出しています。
世界のVIPが愛用する圧倒的ブランド力 ~映画とセレブリティの証明~
1938年ベルギー創業以来、ハリウッド映画『タイタニック』でレオナルド・ディカプリオが着用し、歴代アメリカ大統領(レーガン、クリントン、ブッシュ)やプーチン大統領も愛用する世界最高峰の生地ブランド。
世界65ヶ国以上に展開し、1946年には世界初の「ファブリック・バンチブック」を考案してテーラー業界のスタンダードを築くなど、常に業界をリードし続ける革新性と伝統性を併せ持つ唯一無二の存在です。

英国伝統技術の継承
ベルギー発祥でありながら、英国・ハダースフィールドの自社ミルで生産される重厚で張りのある英国調生地が特徴。
創業者オットー・ハーツが英国織物技術を世界に広める志を継承し、「英国・ベルギー・ドイツ・ルクセンブルグ商社」の社名が示すヨーロッパ統合の理念を体現しています。
革新的な宝石織り込み技術
ダイヤモンド微粒子を練り込んだ「ダイヤモンド・チップ」、18金・プラチナ・ラピスラズリ粉末を織り込んだ「トレジャーボックス」など、宝石や貴金属を生地に織り込む世界初の技術開発。1971年にはサルバドール・ダリとコラボするなど、常に「伝統×創造性」を追求する革新精神が息づいています。
豊富なコレクションと確かな実績
数千種類に及ぶ豊富なコレクションを展開し、代表的な《Summit》《Big Ben》《Galaxy》《The Royal》など、用途や季節、好みに合わせて選べる多彩なラインナップ。
日本では伊藤忠商事子会社のスキャバルジャパンが総代理店となり、30代以上のビジネスエグゼクティブから極めて高い評価を受けています。

業界標準の創造者


Noble Wool Club ~南半球ファミリー牧場との直接契約システム~
SCABALが秘密裏に展開する「Noble Wool Club」プロジェクトは、南半球のファミリー経営牧場と直接契約を結び、Super200's級メリノウールの独占調達を行う革新的なシステムです。
単なる原料買い付けを超え、牧場の動物福祉向上、持続可能な放牧管理、土壌保全まで指導し、「羊1頭1頭の履歴書」を管理する徹底ぶり。
このプロジェクトにより生産される生地は、分子レベルでの品質均一性と、従来の高級ウールを遥かに超える繊維強度を実現し、SCABAL独自の供給チェーンとして他ブランドが決して真似できない競争優位性を構築しています。
社名に込められた欧州統合の先見性 ~4ヶ国商業連合の理念~
「Société Commerciale Anglo Belgo Allemande Luxembourgeoise」という正式社名は、1938年という第二次世界大戦前夜の時代に、創業者オットー・ハーツが英国・ベルギー・ドイツ・ルクセンブルグの4ヶ国商業連合を構想した先見性の証です。
これは後のEU統合思想を80年先取りした理念で、国境を越えた最高品質素材の流通ネットワーク構築を目指しました。
現在でもSCABALの生地開発は、英国の伝統技術、ベルギーの商業精神、ドイツの工学的精密性、ルクセンブルグの金融ノウハウを融合させる「4ヶ国DNA」が受け継がれており、単なる生地商社を超えた文化的・思想的バックボーンを持つ唯一のブランドです。

1946年バンチブック革命 ~テーラー業界標準の創造者~
現在世界中のテーラーが当たり前に使用している「生地見本帳(バンチブック)」は、実はSCABALが1946年に世界で初めて考案したシステムです。
それまでテーラーは大きな生地反物を店舗に保管する必要がありましたが、小さなサンプル生地を製本した見本帳により、限られた店舗スペースで数百種類の生地を顧客に提案可能となりました。
この発明により現代のオーダースーツ業界の基盤が築かれ、SCABALは「業界標準の創造者」として今なお敬意を払われています。
サルバドール・ダリとの異色コラボレーション
1971年、SCABALは前衛芸術家サルバドール・ダリに「メンズファッションの未来」を描かせる異色のプロジェクトを実施しました。
ダリが描いた幻想的なスーツデザインは実際の生地パターンに反映され、後の「アート×ファッション」コラボレーションの先駆けとなりました。
この時期にSCABALが製作した限定生地は現在でもヴィンテージコレクターの間で数百万円の価値を持つとされ、「着る芸術作品」として語り継がれています。
ビクーニャ100%ジャケッティング ~年間生産量世界最少の幻の生地~
SCABALの最高峰コレクション「Vicuna Jacketing」は、南米アンデス高地に生息するビクーニャの毛を100%使用した世界最高級生地です。
ビクーニャは2年に1度しか毛刈りができず、1頭から採取できる毛は約200g、うちジャケット製作に使用できる上質部分はわずか80g程度。SCABALが年間生産できるビクーニャ生地は世界で数十メートルのみで、1着仕立てるだけで300万円を超える究極の希少素材として、真のコノサーのみが知る「幻の生地」とされています。